徳とはなんぞや

最近中学生と話していて、

「徳を積む」

という言葉を知らないことに驚いています。


「わかるよ、ごまをすることじゃろ?」とか、

「なんかどっかおくん?」とか、


さらに

「今日やったやった!赤信号から青信号に変えるボタン走って押しに行った。」

!?!?!?!?!?!?!?!?


ぜんぶ、おてんとさまが見てます。っていう感覚、どこにいってしまったの??


と思ったら、

最近はまっている佐藤航陽さんの宇宙会議でも、GHQ占領下以来日本人としての文化の教育が学校では行われておらず、公的な場での継承が断絶されているという話題が出ていて。


確かに、ふりかえると公教育でしっかり教えられてはないなあわたしたちの世代も。

と、思い至り。


大正~昭和初期生まれの祖父母が生きており、さらにその教育を受けた父母に育てられたから、その生活様式や文化をうっすら継承はしているけれど、人に濃厚に伝えるほど確かに自分も何も知らないわ。と

自分自身がいまさらの危機感を覚えています。(笑)


こんなぽやぽやおばさんが、日本文化や歴史の継承のために何か話していかないといけないのかあ。

正座もできず

(でも正座は、江戸幕府が将軍謁見の際に足がしびれて謀反を起こさせないように作った作法だということは知っています(^^)どやっ!)

芸事も何も習得しておらず・・・・


はなはだ我ながら心もとないですが。


わたし的な徳の解釈は

・よわきを助け 悪しきをくじく(暴れん坊将軍)
・見返りを考えることなく人を助ける
(天からまわりまわって自分の大事な人に返るかなと思っている)
・誰もみていないところでよい行いをする


子どもの時は、地獄の閻魔帳なるものがあり。

閻魔様はその人の一生を取り調べ、よいことと悪いことを数えていて、

悪いことが多いと死んだあと地獄に落とされ針の山とかその他もろもろで永遠に辛い目に遭うと思っており(何影響)

また、早くに亡くなった慕っていた伯父が空から生活のすべてを見守っているという意識で小2から暮らしており、天国に行ったときにほめてもらおうと、

ちゃんとせんと。という意識で暮らしていたため

そのため、大変おりこうさんな学生時代だったと思います。(笑)

(今は怒られるかもしれないですね....昭和の厳しいおじさんたちは、ほぼ鬼籍に入ってしまい、さみしい限り)


大人になって、意識して徳を積もうと明確に思ったきっかけが、稲森和夫さんで。

京セラやJALを大躍進させた経営者なのですが、稲森さんの

「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉に出会い。


「自分の体を使ってこの世で何ができるか」

を真剣に考え始めたと思います。


何かを行う時に、公正であるか。

人のためとなるか。

毎日反省し、自問自答する必要があると。

利益があろうがなかろうが、人のためになる行いなら迷うことなく全身全霊をかけて行えと。そう捉えました。


当時娘たちも幼く、忙殺されながら、迷いながら塾をしていたときに、真剣に、身を削ってできる限り役に立っていこうと思えた言葉でした。


そんな私が今年、徳を積みにいくか。とふだんしないことで行ったこととは、、、、

「近所の、中山公園の掃除。」


お手軽ですが、塾の子にえええーーーっ、えらい!ってめちゃくちゃほめてもらいました(笑)←これも、もしかして、善行?って今思いました。


塾のイベントで遊んだので、たくさんごみを落として帰ってるのではと、次の日に朝、晩二回掃除をしに行きました。

いい景色。

いくつか片づけられてよかったな。と思うものもあり、

お地蔵さんなどに昨日はおじゃましました またよろしくお願いします。と話しかけながら自然の中でそうじすることが、すがすがしくて。

ただごみ拾っただけなのに、本当にいい気持ちになりました。

頭の中が大混線になってきたら、イベント後とは言わず、いつもしていいなと思ったり。


そのあと、本当にいいことがいっぱい起こり。

ライブのチケットはいい席のがあたるわ、

5年ぶり以上の人に3人ばったり街角で偶然会って近況交換できるわ、

心配していたことがいくつかよい方向に向かうわで

中山公園、わたし的パワースポット認定します!!!


というわけで

わたし的メンター稲盛さんの名言を、最後にいくつかご紹介します。


「もうダメだ、無理だというのは、通過点にすぎない。すべての力を尽くして限界まで粘れば、絶対に成功するのだ。」

「どんな困難にあっても、真正面からぶつかっていく。誰にも負けない努力をする。」

「どんなときでも、未来は明るくて、さんさんと太陽が光り輝いて、花畑になっていると思いなさい。」

「一日一日を『ど真剣』に生きなければならない」


「神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ」

照子舎    てらこや

児島で小4から中3までの塾をしています。 長い人生、自分のペースでひとつひとつ。 いつか自分の見たい景色がみられるよう 応援しています。

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